満月船

トリエンナーレも、残すところあと3日。申請書を出して、撮影のために一晩13号で過ごすことに。特に夜明けごろの写真を撮りたいと思ったのもあるが、なにより今晩はほぼ満月だ。もともと、このプロジェクトの企画を考えている際に、満月の夜にこの艀を沖合に浮かべ、潮に揺られながらみんなで月を見る、というイメージを持っていた。潮の満ち干きは月の作用が大きく、だから陸上のリズムとは違うものに寄り添う空間として、なんだか意識が月に向かっていたのだ。だけど、その後いろいろ艀の運用面を深く知るにつれ、人を乗せて移動させることが相当に難しそうであるのと、しかもそれを夜間に実施するとなると常識的にほぼありえないことがわかってきて、具体化するには至らなかった。市役所や事務局、はしけ組合の方々には本当にお世話になってきたし、次第に事情に精通してくると、なんでもかんでも交渉してみればいいというものでもなくなってくる。そんなわけで、みんなで月を見るという企画は棚上げにしてきたのだが、せっかくだから記録撮影は満月の晩にしようということで。

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リュレンツさんのコンサート

この日は、トリエンナーレ始まって以来の強風と高波。しかも寒波。13号も揺れがひどく、はじめてクローズ。

そんななか行われた、スペインの作曲家、リュレンツ・バルベーさんの水上コンサート。あまりの高波に、本来予定されていた陣形とはかけ離れたものになったそうだが、それもまたダイナミックでよかった。強風により、風向きによっていろいろ音の聞こえ方も変わる。写真では伝わりにくいが、揺れのひどい小型船の上での演奏は、振り落とされないようにするのだけで大変そうだ。観客も、だんだん「がんばれー」と応援する雰囲気に。「もうちょっとだぞー」とか。それは極寒と強風のなか最後まで見守ろうとする観客に向けての応援にも聞こえた。

「最後のコンポーザーは、風だった」、リュレンツさんの一言を、あとから墨屋さんに教えてもらう。
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会期より1日早く終了かと諦めていた13号も、午後には次第に風がおさまり、公開を再開。
予定どおり、18時まで公開して、終了。

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最後は、メンバーで集合写真を撮影。

Live on Board:最終イベント

13号での最後のイベントは、MIZZのライブ。
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横トリのトリはトリ。

樅山さんの展示「パラディセア・アポダ」、スタート。
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30数羽の陶器のトリが、飛んでいます。ビニールハウスが、鳥かごに。

プロのお仕事。

夕方から、樅山さんの展示設営作業。
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樅山さんの作品は、陶器製の「鳥」。これを13号のすぽーんとした空間に飛ばしたい、というもの。天井までは4m以上あり、そのイメージを具体化するには、一晩で足場を組み、作品の吊り込みを行うことが必要。どう考えても、かなり無茶な作業だ。最初、そんなこと無理だと思っていたのだが、なんと本当にできてしまった。その施工を手掛けたのは、呂師さん。足場や工具の搬入から撤収まで、およそ16時間。その手際、丁寧さに、正直、感動しました。難しい仕事が滞りなく進む運びの良さに感動しているわけではなく、なんといったらいいのか、姿勢。呂師さんの仕事に臨む姿勢を見ていると、背筋をただされる思いがする。自分の仕事には、真剣に向き合わないといけない、と思う。まわりに文句を言う前に自分の仕事に集中しろ、そう言われてる気がしてくる。そんな働き方をする人に出会うのは、しあわせなことだと思う。

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一晩で組まれた足場。明け方まで、吊り込みが行われる。

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幸いにも、この日の横浜港は、かなり穏やか。そのかわり、冷え込みは厳しい。

art×book fair

「art×book fair」が、この土日、BankART1929で開催中。普通の本屋さんにはあまり流通しないアーティスト本などを集めて、というか持ち寄って販売するフリマ形式のイベント。BOAT PEOPLE Associationも、北仲ブースで参加しています。出展者もかなり多く、置いてある本たちも相当魅力的なので、自分が売るより多く買ってしまいそうでコワい。
入場には、BankART Life展のチケット(900円)が必要ですが、出展商品を買える600円分のクーポンがついてくるので、まだ展覧会を見ていない人は、相当おトクでもあります。ということで、もし時間があったら是非足を運んでみてください。お奨めです。

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僕たちは、「中央・千代田区版」と「品川・港区版」Canal Cruising Mapを、これを機にそれぞれ10部・8部ずつパッケージして試験販売しています。これまで関係者のみの配布で、せっかく作ったのにどう流通させようかと考えていたものだったので、そういう意味でとても良い機会。ウチヌマくんたちに、感謝です。
売れ行きのほうは、既に土曜日だけで半分お買いあげいただき、なかなかの手応え。みなさま、ありがとうございます!

Canal Cruising Map : Chuo-Chiyoda

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運河クルーズマップ、第二弾。隅田川を中心に、神田川・日本橋川、朝潮運河などの江戸・東京エリアの水辺地図を製作。BankART1929で行われた「art book fair」(2005年12月10日・11日)では、紙管でパッケージングした品川区版・中央区版の地図を、実験的に販売。

ぼくらの記憶は・・・

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酒井翠さんのインスタレーション「ぼくらの記憶は、どこへ消えるのですか?」はじまっています。
僕はまだゆっくりできてないのですが、作業しながらもあちこちのラジカセから聞こえてくる声に聞き入ってしまいました。ソファに座ったり、歩き回ったり、また別のソファに座ったりしてみると、きっと気持ちいい時間が過ごせるんじゃないでしょうか。あと、受付でテープレコーダを貸してもらえます。艀の上で過ごした時間を録音したテープを持って帰れますので、これもぜひやってみてください。

このサウンドインスタレーションは、12月11日(日)まで。9日(金)は、パーティを予定。北仲116号室でもパフォーマンスをしています。詳細は、http://www.super-jp.com/midori/5/まで。

「水瞑想」最終日

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一週間にわたって展示されていた「水瞑想」も最終日。Hiroko Williamsさんのライブ。

パーティもごく普通に。

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上屋番、中野くんのコーディネイトによるパーティ。シノさんが箱の中でバーを。
だんだん気づいてきたのだけど、特に夜のパーティは、どっちかというと家のなかでやってるような雰囲気になる。作る側と遊びに来る人の敷居が低くて、手間暇かけずとも、みんなそれなりに自分で楽しみ方を見つけてくれるような感じ。
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都市の水辺にこんな装置が浮かんでいたら、やっぱいいよな。
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