神田アイランド一周クルーズ@日本橋桟橋

報告が遅れて恐縮ですが、今年は4月にオープンした中央区が管理する観光船用の日本橋桟橋を利用して日本橋川と神田川、隅田川で囲まれた神田アイランドを巡るクルーズを数回実施しました。7月に映像作家 野田真外との共催による「東京静脈クルーズ」を、10月にBPAによる「FRIDAY NIGHT Cruise」を開催。いずれも盛況で参加いただいた皆様には大変感謝しております。さすがオフィスと商業施設が密集し交通の便が抜群に良い日本橋の橋詰に新設されたポンツーン式の商用桟橋は使いやすいですね。金曜日の夕方でも無理なく企画できます。クルーズ後飲食できる店がふんだんにあるのも魅力ですね。ただ、僕ら以外の企画クルーズ船や定期クルーズ船も数多く利用しているので、桟橋は大混雑です。日本橋川クルーズについては今年から完全にメジャーの仲間入りですね。どこの船も盛況のようですが、それぞれのカラーをはっきりさせていくことが必要かと思います。

金曜ナイトクルーズは2回開催したのですが、日本橋、秋葉原の万世橋、水道橋周辺以外は平日でも都市河川の周りの建物には人気がほとんど無かったのが印象的。まだまだ裏なんですね。それと311以降消灯されている神田川や隅田川に掛かる橋のライトアップがまだ復活していなかったのが残念。(11月中旬よりライトアップ復活した模様)
そんな中でも秋葉原の駅前に立地し神田川に面する秋葉原ワシントンホテル2階のテナントテラスが竣工後1.5年経って、やっと認知されてきた様子。テラス席が十分使われており感激しました。日本橋川クルーズが認知され始めたのと並行して、神田川の楽しみ方も市民権を得てきた表れではないでしょうか?駅前にこんな開放的なリバーサイドテラスがあることがだいぶ地域に浸透されてきたのでしょう。船が通ると皆手を振ってくれます。船側から見ても、人気の無い都市の裏側から賑わいが生じているエリアを通過すると気分が高揚するものです。テラスは川と陸の双方にメリットを生み出す最もプリミティブな建築的仕掛けといえるでしょう。
都市に関心の高いBPAが都市河川クルーズを4年も前から始めたそもそもの動機は、ほとんど知られていない都市の裏側を水路という低い視線からリサーチしたいというシンプルな欲求の先に、いずれは水辺の空間に具体的に影響を与えていきたいとの思いを強く持っていたからです。秋葉原のリバーテラスについてはBPA山崎が所属する会社の仕事として設計を担当したという偶然が奇跡的に重なって実現したのですが、水面利用のアクティビティーが水辺の建築の事業性とリンクしていく可能性があることをもっとアピールしていかないといかんなと改めて思った次第です。

そんなこともあり、今後も都市河川クルーズは続けて行きたいと思うのですが、今後はより陸側の空間との連携を意識していきます。手始めに、BPA岩本の発案により日本橋桟橋を使った企画に桟橋から徒歩10分程に立地している今年からオープンしたSATOSHI KOYAMA Galleryとも極力連携していこうと考えています。前回のクルーズの際にも10人ほどの方に立ち寄っていただきました。
オーナーである小山聡氏は以前よりBPA墨屋のアート仲間であり東京アートポイントの際には会計を担当していただいたBPAの良き理解者です。MBAも所得している若きアート愛好家であり、ぼくらと同様、生業とは別に週末のみ開店させている夢の詰まったスペースです。何が出来るかわからないがあらゆる偶然を利用して水辺の可能性を実験して行きたいと思いますので、参加のみなさまからもご意見いただければ幸いです。

関連blog:アキバリバーサイドテラス@神田川

お馴染み@mechapanda 撮影映像。なんと美しい都市河川の夕暮れでしょう。刻々と光が変わります
第1便

第2便

YOKOHAMA Canal Cruise 2011@ 関内外OPEN!3


今年で4年目となるYOKOHAMA Canal Cruise 2011は11月3日、5日に今年で3年目となる関内外OPEN3の一環として開催しました。計50人(全コース完売!)の参加をいただき、両日とも天候に恵まれ無事開催することが出来ました。参加のみなさまをはじめ、E-BOATと桟橋使用に協力いただいた大岡川川の駅運営委員の皆様、運営に協力いただいた横浜の水辺仲間である檀原さん、糸井くん、丹羽さんには大変感謝しております。
さて、今年はより多くの船着場を利用してみることで街や駅からのアクセス、桟橋周辺環境を体験いただき舟運へのアクセスポイントの現状を体感いただくことを目論みました。瑞穂橋袂に立地するBar Stardustの下のミニマリーナUY FLAG、横浜市港湾局の社会実験中である象の鼻パークビジターバース、川の駅である大岡川 桜桟橋などを積極的に利用し、小型船利用による他拠点ネットワークをイメージしながらのクルーズを行いました。
クルーズコースには数多くの歴史の履歴を見ることができ、古くからの漁師町である子安浜や日本3大ドヤ街である寿町など、船からのアクセスに向いた街が数多くあることもご理解いただけたかと思います。
また、去年に引き続き横浜駅周辺再開発である「エキサイトよこはま22」エリアの運河である帷子川クルーズに今年もトライしました。横浜最大の繁華街に接していながら、現状全く利用されずにいるこの運河もかつては横浜発展の中で無視できない役割をになっていました。この隠れた都市資源を活用しない手はありません。簡易な桟橋を設置するだけで大きな可能性を秘めたエリアとなるでしょう。現状では全く陸からのアクセスができないため、動力船とE-BOATを組み合わせ、はるばる黄金町からアプローチしました。
このようなリサーチクルーズを介してリアルに水路を利用することで、具体的かつ現実的な水辺利用のビジョンを提示共有することが本企画のミッションであり、今年2,3月にBankART1929で開催されたまちづくり研究会「これからどうなる?ヨコハマ」水辺班のアクションプランの一例でもあります。

YOKOHAMA Canal Cruise 2010 の記録

◆クルーズ映像記録
コース#2 PHOTO (本牧、磯子、掘割川、大岡川)

YCC2011コース#2

コース#3 PHOTO (大岡川、万国橋、帷子川)

YCC2011コース#3

お馴染み@mechapanda こと中井氏の動画記録
コース#1 (東神奈川、瑞穂埠頭、子安浜、コットンハーバー、大岡川、中村川、新山下)

コース#3