これまで考え ここ から実践すること

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東京湾に数百余る1960年代に活躍した産業用バージ船、これを再活用することをこの一年間メンバーで考えてきた。アムステルダムのように豪華なリビングルームにしてお金持ちの別荘のようにするのはどうも東京では似合わない。日本の都市では古くから銭湯や長屋や屋台など公共のサロンのような場所が必ず存在していた。家もヨーロッパのように城壁のように塀で囲って中庭があるのではなく、中と外が緩やかな縁側のようなものが日本の家屋にはありそこがコミュニケーションの場でもあった。

バージ船の再活用として、「日常時」にはカフェやサロンとして、水辺に係留しだれでも用もなく訪れる場を提供する。そのものが船という箱であるバージ船はそれだけで独立している。さらに太陽光の発電装置や、てんぷら油の発電装置を備え飲料水を蓄えサスティナブルな防災ユニットとしての機能もこっそりとそなえることで、「災害時」に大いに役に立つサバイバルプラットフォームになるのではないか。

そんなイマジネーションを膨らましながら、メンバーで23日からこの防災ユニットの中で生活をしてみる。僕は、ここから通勤もしてみようと思う。災害で家に帰れなくなった帰宅難民になったつもりで。

災害である日突然ホームレスになった場合、街中が停電になった場合、この船はいったいどれだけ役に立つのか。そして精神的にも肉体的にもショックを受けたと想定されているのち、少しの幸福をももたらしてくれるかもしれない展覧会も船の中で開催される。

この船の中で、アーティストや企業人や行政関係者さまざまなゲストを招いて小さなトークをやっていこうと計画しています。それを記録にし、自分の中で防災やサバイバルについてより深く考え実践していくつもりです。

おそらく今ここで書いているテキストはまだ船を作って計画している段階の文章であり、これから実践に入っていく、23日以降はまったく違った内容になるかもしれない。



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