Canal Cruising Map 第2弾リリース。

Canal Cruising Mapの、中央区〜千代田区版をリリースしました。
昨年作った品川区〜港区版につづいての第2弾。
mizube.ai
隅田川、神田川、日本橋川、亀島川、朝潮運河など、中央区を中心とした水際の情報をマッピングしている。

流域や海岸線をベースにした地図というのは実は意外に少なくて、あったとしても観光ガイドマップのような物がほとんど。とくに都心部では、人の心理的な地図は陸上の交通ーー鉄道や道路などーーを元に近い遠いを感じていることが多いため、水の側から地形を見直してみると、船で行くと近い場所とか、水路によってつながっている複数の地点とか、あるいはそこに歴史の跡が見えてきたり、いろいろ新鮮な発見がある。そういう意味でこの「Canal Cruising Map」は、情報地図というより、コミュニケーション地図だといえる。実際に、この地図を話のネタにいろんな人と盛り上がることが多くて、そういう会話が楽しくて作ってるような面もある。

今回の中央区〜千代田区の水際を見ると、大川(隅田川)が東京湾に注ぐ河口部に人工的な地形=埋め立て地がどすんと置かれて(この中に佃島も埋め込まれている)、一方右岸には日本橋から皇居にいたる江戸の中心部がひろがる。これだけで、江戸400年の都市史がずいぶん説明できると思うし、また日本橋川を遡って神田川から隅田川に戻るルートは、今でも小型のボートで一周することができるのだが、これを一回経験するだけでずいぶん意識のなかの地図が描き換わるのじゃないかと思う。

で、今後の展開だが、年内を目処に品川版と中央区版のpdfによる配布を検討している。まだもう少し調整は必要だが、自由に書き換えて水際を考えるインフラにしてもらいたいというのが、その意図。だんだんグリーンマップに近い概念になってくるが、そういう言い方をするなら「ブルーマップ・システム」みたいな感じか。これまで調査した以外の地域でもつくっていきたいし、そうした小さな足どりが、徐々に水際のネットワークづくりに役立っていけば。



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