13号の実測

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これまで図面頼りにプランを練ってきた13号だが、実はこの図面は「尾竹型」と呼ばれる東京内水系向けに造られた小型艀の共通図面。つまり、同じ型の兄弟(姉妹?)が東京には多数存在するということだ。個体差があることが予測されることから、この日は朝から13号の実寸を測りに行く。結果的に、それほど大きく設計図から外れる事は無かったが、木製の囲いを立てるために舷側に開けられたほぞが左右で位置がずれていたりと、予想外の発見も。
午後には常磐道を下り、土浦のジョイフル本田へ、ポンプや各種の資材の下見に行く。

調整、調整、調整。

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今週は、港湾局、はしけ組合、海上保安庁、国交省・・・。調整につぐ調整。この日も、トーキョーワンダーサイト渋谷のオープニングついでに打ち合わせ。

現地調査

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水側から見上げた埠頭。

水際の仕事いろいろ

週末のmtgに藤田さんがいくつか海外の仕事の例を持ってきたのに刺激されて、他の人の水際の仕事をいくつかメモしてみる。

「con_con 2004」
stadtkunstprojekte.de/
concon
ドイツのStadt Kunst Projekteがベルリンで運河をテーマに行ったプロジェクト。上は、AMP Arquitectos + Susanne Lorenzによる”Spree bridge Bathing Ship”(イメージは上記サイトから)。
他にも、Tom Heneghan + Manu Kumarの”Fata Morgana”(橋の裏面に大量の蛍光灯を仕込み、アクリルに印刷した巨大な衛星写真が水面に映り込むのを眺めるインスタレーション)や、Mischa Kuball + 山本理顕 + Beda Faesslerの”Light bridge” (水面のイメージを、橋の上に投影するもの)など。

そのほか。

「Millbank Millennium Pier」
www.millbankpier.co.uk
archinect.com の記事
設計:Beckett Rankine Partnership +Marks Barfield Architects
かっこよい桟橋。Beckett Rankine Partnershipは、海洋建築・土木専門のコンサル。ロンドンアイ(観覧車)も手がけたらしい。

「60 Minute Man」
Casagrande and Rintala
2000年のベネチアビエンナーレの作品。50m級の艀に、ベネチアの人たちが60分の間に排泄するモノを敷き詰め、その上にオークを植えて公園にする。まだあるのかどうかは不明。casagranderintala.comでロックなConstraction Movieが観られます。臭そう。

「Prinsengrachtconcert 2004」
avroklassiek.nl の記事
オランダの運河コンサート。水面が見えないほどうようよ船が集まって音楽を聴いている。ビデオも観られます。

まだまだあったと思うが、とりあえずこれくらいに。日本で船とか運河とかをモチーフに仕事をしようとする際に直面する法規制の非現実的厳しさや偏見からすると、気持ちよいくらいにやりたい放題。

といつつ、横浜にも面白いものがあった。

「ピア赤レンガ」
japan-architect.co.jp の記事
設計:飯田善彦建築工房

13号のプラン

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横浜に連れて行く13号のプランのmtg。甲板レベルに備えたデッキと既成の車庫用フレームを転用した屋根、というのが大筋。あとは細部の煮詰め。細かいところが、実際の空間の雰囲気に大きく影響していきそうなのだが、未知の領域も多くあらかじめ設計をしきれない部分もある。少しずつ進めてはそのフィードバックを共有して、上手く積み上げられていければ。次第にあふれてくる現場感。楽しみ。

中央区の運河調査

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中央区版「Canal Cruise Map」のため、千葉大と武蔵工大の仲間とともに水上から運河を調査。その後のmtgで、井出さんが「東京の水上生活者と水と共存する建築」という本を見せてくれる。写真の水上小屋の実測図面などが載っていたりして、非常に興味をそそられる。発行は、法政大学大学院エコ地域デザイン研究所。

Boating Party

「芸術の現在」と「小さいメディアをつくる」の二つの授業の合同食事会。ただし、食事会の前にボートを出して運河を散策するという段取り。ボートを漕いだあとには、みんなどこか憑きものが落ちたような顔つきになる(ような気がする)。だから知らない者同士でも、少しだけ安心してうち解けられる(ような気がする)。
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