
23日から、船で暮らしている。さまざまな方々にこの船に訪れていただき社会におけるこの船の存在感を考えた。そんな中、エネルギーや食料だけでない、災害時の「こころの救済」をコンセプトに船上展覧会を行います。
Pol Malo
Our Sweet Soul Reinventing The World After A Big Shock
BOAT PEOPLE Association(BPA)は、災害支援システム「フローティング・エマージェンシー・プラットフォーム(FEP)」のプレゼンテーションの一環として、ドイツ人アーティスト、ポル・マロ(Pol Malo)をゲストにむかえ、「Our Sweet Soul Reinventing The World After A Big Shock」展を開催いたします。
ポル・マロは、アメリカやドイツで哲学、メディアアートを学び、日本の実験音楽に関心を持って98年に来日したドイツ人アーティストです。来日当時、彼は音楽レーベル「茶柱」を設立し、自らもフィールド・レコーディングやライブでの活動を展開しました。近年は、表現の場を音楽からアートに移し、彼特有の観察眼と深い思索のもとで、日用雑貨やオブジェなどから構成されるインスタレーションでの発表をつづけています。この展覧会をするにあたって、ポル・マロは、災害時に人々を支援・救済するものは何かを考え、物資や医療も大切だけれど、本当に救いになるのは「心の救済」なのではないかと考えました。そして、その「心の救済」に必要不可欠なのは、文化であり、アートである。そう考えたのです。そこで今回ポル・マロは、この「文化によるファースト・エイド(第一の支援・救済)」というコンセプトをもとに、最近、描いているペインティング・シリーズ「Emergency Museum」を発展させ、人々に文化的癒しを提供すべくインスタレーションを展開する予定です。
半屋外となる「フローティング・エマージェンシー・プラットフォーム(FEP)」での展示は難航を極めます。しかし、ポル・マロの独創的かつユーモアに富んだアイデアによって、訪れた人々にバージ船による災害支援システムとともに、文化やアートによる緊急災害時の支援や救済についても考えていただけたらと思います。
展覧会概要
【タイトル】 Our Sweet Soul Reinventing The World After A Big Shock
【 会 期 】 2007 年3 月3 日(土)〜21 日(水・祝) 11:00〜19:00 *会期中の金、土、日曜、及び祝日オープン *平日は、アポイント制
【 会 場 】 京浜運河大井競馬場桟橋に停泊中のバージ船「L.O.B.13 号」 *東京モノレール・大井競馬場前駅 徒歩1 分
[会場お問い合わせ、および見学アポイントアドレス] bpapol@yahoo.co.jp
【 主 催 】 BOAT PEOPLE Association
【 協 賛 】 キリンビール株式会社、キリンMC ダノンウォーターズ株式会社
【 協 力 】 360°GRAPHICS
【 U R L 】 http://boatpeople.inter-c.org/fep.html http://boatpeopleassociation.org/page/fep.html
【 企 画 】 兼平彦太郎
NOTE :2007.03.03 SUMIYA Hiroaki
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来週、2月26日(月)の1900時から、大井競馬場前の運河に浮かべた「Floating Emergency Platform」(BPA所有の艀13号)の上で、美術家・西野達さんとのトークを行います。
ケルン在住の西野さんですが、2005年の横トリやメゾンエルメスなど、最近では国内での活動も盛ん。今年は、森美術館や広島市現代美術館での展覧会も予定している、気鋭の作家です。


西野達郎、”Engel”、2002、バーゼル

西野達さん(photo by 金山直子)
トーク会場となる「Floating Emergency Platform」は、実験的な災害支援システムとしてデザインされた船で、2月23日から3月2日まで、BPAメンバーが船内で水上生活中。
(more »)
NOTE :2007.02.24 SAKAKURA Kyosuke
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2月23日 オープニングパーティに来てくださった皆様ありがとうございます。
こんなにいろいろな人が集まる会合が他にあるのかというくらい、多彩な分野の方々に集まっていただきました。行政マン、アーティスト、地元の商店街の人、研究者、サラリーマン、TV局、政治家、ヤクザの親分と、最後はうそですが、このプロジェクトの幅広さを象徴するようなパーティーでした。陸上であれば、単なる脈略のない、ごった返したパーティーになったのかもしれないのですが、それが「船」の魅力。なんとなく呉越同舟的気分に浸ったのか、大変ににぎやかな会になり、なんだかいままでの苦労が吹き飛ぶような、そんなひとときでした。


NOTE :2007.02.23 IDE Genichi
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FloatingEmergencyPlatformとして何を用意すべきか?
非常時ということを想定した時に、ライフラインのような物理的なサポートだけでは不十分だという議論をしてきました。限られたモノを用意するのであれば、モノとしてのポテンシャルは重要です。
例えば単に寝具を備えるのではなく、「心の余裕」を与えてくれるモノが必要でした。そこで、古くから船上の寝具として使われてきたハンモック。今回、こだわりのある専門店のhammock2000さんの協力を得て、船内、船上にハンモックが揺らぎます。
ハンモックに揺られながら、ハンモックの意外な使い方なんてイメージしてみるのもいいかもしれません。
ハンモック展示・試乗期間:2/24(土)〜3/1(木)
≪hammock2000≫
http://www.hammock2000.com/
NOTE :2007.02.21 FUJITA Yuzoh
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東京湾に数百余る1960年代に活躍した産業用バージ船、これを再活用することをこの一年間メンバーで考えてきた。アムステルダムのように豪華なリビングルームにしてお金持ちの別荘のようにするのはどうも東京では似合わない。日本の都市では古くから銭湯や長屋や屋台など公共のサロンのような場所が必ず存在していた。家もヨーロッパのように城壁のように塀で囲って中庭があるのではなく、中と外が緩やかな縁側のようなものが日本の家屋にはありそこがコミュニケーションの場でもあった。
バージ船の再活用として、「日常時」にはカフェやサロンとして、水辺に係留しだれでも用もなく訪れる場を提供する。そのものが船という箱であるバージ船はそれだけで独立している。さらに太陽光の発電装置や、てんぷら油の発電装置を備え飲料水を蓄えサスティナブルな防災ユニットとしての機能もこっそりとそなえることで、「災害時」に大いに役に立つサバイバルプラットフォームになるのではないか。
そんなイマジネーションを膨らましながら、メンバーで23日からこの防災ユニットの中で生活をしてみる。僕は、ここから通勤もしてみようと思う。災害で家に帰れなくなった帰宅難民になったつもりで。
災害である日突然ホームレスになった場合、街中が停電になった場合、この船はいったいどれだけ役に立つのか。そして精神的にも肉体的にもショックを受けたと想定されているのち、少しの幸福をももたらしてくれるかもしれない展覧会も船の中で開催される。
この船の中で、アーティストや企業人や行政関係者さまざまなゲストを招いて小さなトークをやっていこうと計画しています。それを記録にし、自分の中で防災やサバイバルについてより深く考え実践していくつもりです。
おそらく今ここで書いているテキストはまだ船を作って計画している段階の文章であり、これから実践に入っていく、23日以降はまったく違った内容になるかもしれない。
NOTE :2007.02.10 SUMIYA Hiroaki
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今日は定例ミーティングするはずが、新聞記者の渡辺さんが遊びに来たため、プロジェクトの始まりから今までの話をし、その後ついつい話し込んでしまう。水辺の活性化、災害時におけるアートや文化の役割、僕らが「防災」という言葉に抱いている違和感、公共と私用のはざま、はたまた民主主義と社会の成熟などなど話題は尽きない。ふと気づくと終電の時間だ。一瞬我にかえりそれぞれ陸の家路についたのだった。
NOTE :2007.02.09 IDE Genichi
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2月に公開予定の、フローティング・エマージェンシー・プラットフォーム/エマージェンシー・ミュージアム。仮チラシをアップしています。いまのところ、2月23日から1週間程度を、プラットフォーム(13号)の公開+BPAの船上サバイバル期間、その後3月中旬まで、Pol Maloさんの展覧会「エマージェンシー・ミュージアム」を開催する予定。その他細かなイベントなども準備中です。とりあえず、ご予定を。
NOTE :2007.01.27 SAKAKURA Kyosuke
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今週末、1月28日(日)、岩本・墨屋がちょっとお話させていただきます。
「シュリンキング・シティ×ファイバー・シティ@アキハバラ」
トーク・イン:縮小する都市の未来を語る
「時間をデザインする」 日高仁&山代悟(東京大学)
プレゼンター:梶原文生、田中陽明、岩本唯史、墨屋宏明
日時:1月28日(日) 14:00〜17:30
会場:AKIBA_SQUARE(秋葉原UDX2F)
参加費:1,000円
詳細は、S×F@AのWEBサイトをご覧ください。
NOTE :2007.01.25 SAKAKURA Kyosuke
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横浜で改装工事を行っていた、艀13号。この週末、都内へ曳航しました。 2月の下旬には、一般公開できそうです。お楽しみにー。

NOTE :2007.01.22 SAKAKURA Kyosuke
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「2006年8月20日までは、粘る」と宣言していた、「Life on Board II-13号計画」だが(参照→“13号、その後。”)、とっくに期限は過ぎて、すでに10月半ば。その後、どうなったのか心配してくれている方もいらっしゃるかもしれません。・・・そんな人まるでいない可能性もありますが、少しだけ「その後」を報告させていただきます。
横トリに出展した13号艀(はしけ=バージ船)は、現在も我々が保有しています。その艀を使用して、今年度は艀の防災プラットフォームへの転用を実験的に行う予定です。この実験は、NPO東海道品川宿と協力して、京浜運河の既存ストックである艀を、防災拠点や観光資源として再利用できないかを検討するもので、都市再生本部の「全国都市再生モデル調査」に選定されました。

上は、2006年9月段階の、13号改装案。うちうちには、飛行機とも国際救助隊とも言われています。コストや構造の問題もあり、まったくこのイメージ通りに完成することはなさそうですが、現在の都市の水辺の殺伐とした風景を、ちょっとでも和やかにしたいという方向性。
いろいろ災害時のことを調べてみると、長期的なライフラインの復旧とともに、短期的な連絡手段や情報の確保(つまり、携帯やラップトップPCに充電し、電話やインターネットが使えるようになることなど)が非常に役立つことがあるそうだ。また、麻痺しがちな陸路に比較して、水上交通はダメージを受けにくい。国交省などでは、釣り船や業務船を、災害時に帰宅困難者の輸送手段としてネットワークする準備も進めていると聞く。
それなら、艀に簡単な発電システムと蓄電池を載せておき、とりあえず2〜3日の間の連絡用電源を提供する。比較的小さな13号艀ですら、積載量は最大100tだから、非常食や水なども備蓄できるだろう。防災倉庫が水上に浮いていれば、地震や陸地からの延焼の被害を受けにくく、水に面していることで、輸送船と帰宅困難者の集合場所にもできる。同時に、平時から多くの人に防災拠点として認知されていなければいざというとき機能しないわけで、「艀を再利用した水上の防災拠点」だったら、どんな場所よりも記憶に残るだろう。さらに日頃からカフェなどを開いていたら、その効果は抜群に高まる。
従って、「防災をテーマにしたカフェを水辺につくる」のは、たいへんロジカルかつ本当に役に立つ可能性が高い。災害時に限らず、普段から「名所」になる可能性だってある。もちろん、現行法制下でいますぐパーマネントな拠点、特にカフェなんかをオープンするのはほとんど無理だし、シビアな防災情報や水上輸送システムを組み上げるのは各方面との膨大な調整作業が必要だ。しかし、今年度の実験をすることで、有り得べき将来像を少しでも具体化して提示したいと思っている。
さて、進捗状況としては、年内に発電システムを含めた艀の改装工事を済ませ、年末から春にかけて、実験運用をする予定だ。どこまで一般の方の目に触れる形態をとれるか、サイトや様々な規制との兼ね合いもあってまだ不透明だが、単なる水上発電実験に終わってしまってももったいないので、可能な限り公開できるようにしたい。
「少し報告」といいつつ、鼻息荒く長々書いてしまいました。もう間もなく、もっとしっかりとリリースできる予定ですので、しばらく、お待ちください。
NOTE :2006.10.16 SAKAKURA Kyosuke
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