13号での最後のイベントは、MIZZのライブ。

Live on Board:最終イベント
横トリのトリはトリ。
樅山さんの展示「パラディセア・アポダ」、スタート。

30数羽の陶器のトリが、飛んでいます。ビニールハウスが、鳥かごに。
プロのお仕事。
夕方から、樅山さんの展示設営作業。

樅山さんの作品は、陶器製の「鳥」。これを13号のすぽーんとした空間に飛ばしたい、というもの。天井までは4m以上あり、そのイメージを具体化するには、一晩で足場を組み、作品の吊り込みを行うことが必要。どう考えても、かなり無茶な作業だ。最初、そんなこと無理だと思っていたのだが、なんと本当にできてしまった。その施工を手掛けたのは、呂師さん。足場や工具の搬入から撤収まで、およそ16時間。その手際、丁寧さに、正直、感動しました。難しい仕事が滞りなく進む運びの良さに感動しているわけではなく、なんといったらいいのか、姿勢。呂師さんの仕事に臨む姿勢を見ていると、背筋をただされる思いがする。自分の仕事には、真剣に向き合わないといけない、と思う。まわりに文句を言う前に自分の仕事に集中しろ、そう言われてる気がしてくる。そんな働き方をする人に出会うのは、しあわせなことだと思う。

一晩で組まれた足場。明け方まで、吊り込みが行われる。

幸いにも、この日の横浜港は、かなり穏やか。そのかわり、冷え込みは厳しい。
art×book fair
「art×book fair」が、この土日、BankART1929で開催中。普通の本屋さんにはあまり流通しないアーティスト本などを集めて、というか持ち寄って販売するフリマ形式のイベント。BOAT PEOPLE Associationも、北仲ブースで参加しています。出展者もかなり多く、置いてある本たちも相当魅力的なので、自分が売るより多く買ってしまいそうでコワい。
入場には、BankART Life展のチケット(900円)が必要ですが、出展商品を買える600円分のクーポンがついてくるので、まだ展覧会を見ていない人は、相当おトクでもあります。ということで、もし時間があったら是非足を運んでみてください。お奨めです。

僕たちは、「中央・千代田区版」と「品川・港区版」Canal Cruising Mapを、これを機にそれぞれ10部・8部ずつパッケージして試験販売しています。これまで関係者のみの配布で、せっかく作ったのにどう流通させようかと考えていたものだったので、そういう意味でとても良い機会。ウチヌマくんたちに、感謝です。
売れ行きのほうは、既に土曜日だけで半分お買いあげいただき、なかなかの手応え。みなさま、ありがとうございます!
ぼくらの記憶は・・・

酒井翠さんのインスタレーション「ぼくらの記憶は、どこへ消えるのですか?」はじまっています。
僕はまだゆっくりできてないのですが、作業しながらもあちこちのラジカセから聞こえてくる声に聞き入ってしまいました。ソファに座ったり、歩き回ったり、また別のソファに座ったりしてみると、きっと気持ちいい時間が過ごせるんじゃないでしょうか。あと、受付でテープレコーダを貸してもらえます。艀の上で過ごした時間を録音したテープを持って帰れますので、これもぜひやってみてください。
このサウンドインスタレーションは、12月11日(日)まで。9日(金)は、パーティを予定。北仲116号室でもパフォーマンスをしています。詳細は、http://www.super-jp.com/midori/5/まで。
「水瞑想」最終日
パーティもごく普通に。

上屋番、中野くんのコーディネイトによるパーティ。シノさんが箱の中でバーを。
だんだん気づいてきたのだけど、特に夜のパーティは、どっちかというと家のなかでやってるような雰囲気になる。作る側と遊びに来る人の敷居が低くて、手間暇かけずとも、みんなそれなりに自分で楽しみ方を見つけてくれるような感じ。

都市の運河に、海の家を!
Symposium on Board/水上シンポジウム
「都市の浮動産L.O.B.II-13号、ポスト・トリエンナーレのシナリオ」を開催。
シンポジウムの詳細などは別途WEBサイトに掲載予定ですが、とりいそぎ何点か写真をアップしておきます。


シンポジウム風景。リゾート会議のよう。

日も落ちてKAZZさんの音楽がはじまり、師岡貴文さんが鉄の壁に絵を描き始める。もっとも緊張の高まる瞬間。


僕らは13号を、都市の浮動産と呼んでいる。動かない資産ではなく、水に浮かんで動いていく空間。英語にすると、Real Floating Estate。最近は、地域のコミュニティスペースとして機能する新しい形の海の家があるが、街中の水辺にもそんな場所があっていい。ということで、この日は海の家スタイルでシンポジウムとライブ+ライブペインティングをやってみることになった。ギャラを払って入場料でペイする、つまり企画者と観客をきっちり別けるのではなく、その場をつくる全員が満足度に応じて自由にドネーションすることで、気持ちのいい時間を共有する。都心部の水辺は、規制その他の問題でなかなか「自由」を感じることが難しい場所だが、かといって行政に文句を言うだけでは管理と使用許可の垂直的な枠組みの外には出られない。そこで本質的に大切になるのは、自発と自制とをバランスさせる大人な行動であり、そこで他人と持ち合いながらできていく場の自由さの感覚なのではないか。そんな直感に基づいた企画だったが、これはアリだと実感できた。ライブハウスで急にやろうと思っても無理かもしれないが、移動していく浮動産だったらそういう作法を載せて行ける可能性がある。
Canal Cruising Map 第2弾リリース。
Canal Cruising Mapの、中央区〜千代田区版をリリースしました。
昨年作った品川区〜港区版につづいての第2弾。

隅田川、神田川、日本橋川、亀島川、朝潮運河など、中央区を中心とした水際の情報をマッピングしている。
流域や海岸線をベースにした地図というのは実は意外に少なくて、あったとしても観光ガイドマップのような物がほとんど。とくに都心部では、人の心理的な地図は陸上の交通ーー鉄道や道路などーーを元に近い遠いを感じていることが多いため、水の側から地形を見直してみると、船で行くと近い場所とか、水路によってつながっている複数の地点とか、あるいはそこに歴史の跡が見えてきたり、いろいろ新鮮な発見がある。そういう意味でこの「Canal Cruising Map」は、情報地図というより、コミュニケーション地図だといえる。実際に、この地図を話のネタにいろんな人と盛り上がることが多くて、そういう会話が楽しくて作ってるような面もある。
今回の中央区〜千代田区の水際を見ると、大川(隅田川)が東京湾に注ぐ河口部に人工的な地形=埋め立て地がどすんと置かれて(この中に佃島も埋め込まれている)、一方右岸には日本橋から皇居にいたる江戸の中心部がひろがる。これだけで、江戸400年の都市史がずいぶん説明できると思うし、また日本橋川を遡って神田川から隅田川に戻るルートは、今でも小型のボートで一周することができるのだが、これを一回経験するだけでずいぶん意識のなかの地図が描き換わるのじゃないかと思う。
で、今後の展開だが、年内を目処に品川版と中央区版のpdfによる配布を検討している。まだもう少し調整は必要だが、自由に書き換えて水際を考えるインフラにしてもらいたいというのが、その意図。だんだんグリーンマップに近い概念になってくるが、そういう言い方をするなら「ブルーマップ・システム」みたいな感じか。これまで調査した以外の地域でもつくっていきたいし、そうした小さな足どりが、徐々に水際のネットワークづくりに役立っていけば。
Lounge on Board #01
オープニングを兼ねた「Lounge on Board」、60人以上の方々に来て頂いて、なかなかいい雰囲気になりました。みなさん、ありがとうございました。

Photo : Satoshi Asakawa
リハ中のHoriさん。
「海風で弦が重い!」ということでしたが、ライブは13号の空間に見事にハマっていました。
ライブに向けて徐々に盛り上げるdj dencaや(一部の人にしか食べてもらえなくて残念だったけれど)Paradise Alleyのパン、天候も最後までくずれることなく、ゆっくり楽しんでいただけたのでは。
そして、夜の13号の雰囲気はかなりのもの。やはりこれをどうにか「延命」させていくのが、このプロジェクトの使命。そんなことを再確認できたのもよかった。

Photo : Satoshi Asakawa
ところで、平日ということもあって、だいたいみんな到着できるのは19時半ごろからだった。そんなわけで、18時ごろから予定していた芹沢さんとのトークはとばして、いい音楽とライブをしっかり楽しんでもらうことにしたわけだが、この判断以前にタイムスケジュールの組み方は完全に読み間違いだったと反省。実質的に人が集まって盛り上がれる時間帯が19時半から21時ということは、トークとライブのどちらかに絞る必要があったようだ。今回未遂に終わったトークについては、別途機会を設定したいと思います。



