地図日和

昨日は、絶好のクルージング&マッピング日和のなか、「みんなの東京湾マップ:Cruising Workshop」を開催。お蔭さまにも参加者は当日まで着実に増えつづけ、気づけば約40人の大集団。東京海洋大・庄司教授のご好意で同大学のセミナールームとポンツーンをお借りして、運河から街を眺め、地図にプロットしてみる。
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上は、記事のロケーションを示す矢印まみれになった地図。越中島を中心に、合計約160件の記事が集まった。
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ワークショップ云々より以前に、本当に気持ちいい1日。ただ船に乗り風にあたっているだけで顔がほころぶ。天気がいいのと悪いのとでは参加者のみなさんの楽しさは格段に違うはずだから、つくっているものとしては晴れてくれただけでも肩の荷が軽くなった気分。

まずは隅田川から、大横川に入る。大横川は、両岸から桜の枝がせり出す花見の名所。来週の桜まつりに向けてライトアップの準備が進んでいた。
昼まえに手漕ぎボートに乗り換え、屋形船の富士見さんのご好意で、釣船橋付近に上陸。各グループめいめいで散策と食事。なかには門前仲町まで足を延ばす人も。

午後には大横川をさらに遡り、平久川に戻ってくるルートにチャレンジ。船で通れるかどうかわからないところでもあるので、ちょっとした探検気分。結局、最後のところで、江東区で最も低いといわれる茂森橋(なんと桁下2.6mしかない)がくぐれず、残念ながら引き返すことに。
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大学に戻ったあとは、見て来たものを、地図に集める。非常に単純なことなのだが、これがやっぱり面白い。同じことを陸でやるよりも格段にウキウキ感の高まるところが、水辺の魅力なのだろう。

ところで、ここで集めた記事は、WEB上の地図をデザインするための素材でもある。ブラウザのインターフェイスを念頭に置いてみると、少なくとも今日一日を共にした我々にとっては、これらの矢印たちは、非常にクリック欲をそそるものに見えた。この感じを、WEB上にも持ち込めるか、どうか。
そしてワークショップの仕組み自体も、もっとリファインしていけそうだ。完成度はまだまだで、段取りの悪さもたくさんあったが、「ワークショップ+WEB上の地図」というシステムの第一歩として、なんとか着実に積み上げていけそうな手応えを感じ取ることはできた。今後もあまり日をあけず、できるだけコンスタントにやっていきたいところ。

13号プロジェクトの「色」

今日は、13号の行く末を左右する企画書を作成。

するつもりが、企画書というより、こんなイメージでいけたらなぁ、というキービジュアルのラフ案の検討に時間を割いてしまう。企画書のほうも、明日の朝までには、なんとかしますから。>ボートピープル各位。
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基調色は、運河および工作現場にありふれた色。ブルーシートブルー×重機イエロー×トラックシートシルバー×運河ネイビー。まえから、既に現場にある色を組み替えたらどうなるか、一度試してみたいと思っていたのだ。まだざっくりとしたアイデアだけど、ブルーシートやクレーンの黄色を使い直して、新鮮な表現にできたらいいなぁと思う。

みんなの東京湾マップ:Cruising Workshop

ワークショップのお知らせ、もういっちょ。

Canal Cruising Map」の2006年版の展開は、WEB上にみんなが書き込める東京湾の地図をつくっていこう、という方針。地図の上に情報を集約するのが目的ではなく、ひとつの水系・海岸線・地形で結ばれた複数の地域の人々が、これをきっかけに何らかの結びつきをもてるような仕掛けにしたい。

ただ、いきなりWEB上に書き込み可能な地図が出現しても、そこで誰かが何かアクションをしてくれる可能性は、ははなはだ心許ない。加えて、対象となる地域が東京湾全域となると、これはもう自分たちだけでどうなるものでもない。そこで、東京湾各所ですでに活動している方々と、情報収集の方法から一緒に育てて行けるような「ワークショップ+WEB上の地図」という仕組みにしたいと考えている。

3月21日は、そのプレ作業として、江東区の越中島、深川、豊洲地区を中心に、水辺のさまざまな記事を集めて地図上にプロットしていくワークショップを、僕ら以外の10数名の方々をまじえてやってみる予定。

これまでの2年間、「Canal Cruising Map」で水辺でいろいろなものを見つけては、それを地図にまとめて、さまざまな立場の人とああだこうだと言い合ってきた。これ自体がかなり面白い行為だという自信はあるのだが、それをワークショップとして実施するためには、まだその面白さをどうやってシェアしていいのかわからないところもある。この日は、いろんな方々とともに船に乗り、舟を漕ぎ、水辺を歩きながら、よりよいやり方を一緒に探っていきたい。

前置きが長くなりました。

当日は、動力船と手漕ぎボートの両方を用意します。朝1000時から夕方までとやや長時間にわたるワークショップではありますが、たぶん全然飽きないはず。まだ参加者を一般募集する段階じゃないのですが、おもしろがってくれそうな知り合いには声を掛けようと思っています。もしご興味がありましたら、kyosuke(at)ss.iij4u.or.jpまでご連絡ください!

ケープタワーのポスターから。

ケープタワー@シバウラ島のポスター。よーく見ると、水に浮かぶ鉄の箱が。
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13号の行く末を、このポスターを見ながら妄想したい。こちらのエントリーの写真も参考にしながら。

13号、東京へ帰還。

先週の日曜日、横浜から東京へ、13号を廻漕。
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13号、その後。

トリエンナーレが終わり、2005年も終わってしまったが、まだ13号は横浜にいる。実は、現在交渉中の東京の保管先に置くためには、ビニールハウスを取り外さねばならないことがわかった。その作業のために、港湾局やはしけ組合の方にお願いして、1月まで係留を延長させていただいたのだ。(ちなみにトリエンナーレの会場ではなく、その近所。)
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設備・備品などは取り払ってしまったが、外観はおおむねそのまま残っている。ハウスも、まだ健在。
屋根がほとんど透明なので、場所が変わると船内からの景色も大胆に変わる。

で、昨日は久しぶりにボートピープルの5人+墨屋さんが集合。本格的に、この後どうするかについて議論。
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満月船

トリエンナーレも、残すところあと3日。申請書を出して、撮影のために一晩13号で過ごすことに。特に夜明けごろの写真を撮りたいと思ったのもあるが、なにより今晩はほぼ満月だ。もともと、このプロジェクトの企画を考えている際に、満月の夜にこの艀を沖合に浮かべ、潮に揺られながらみんなで月を見る、というイメージを持っていた。潮の満ち干きは月の作用が大きく、だから陸上のリズムとは違うものに寄り添う空間として、なんだか意識が月に向かっていたのだ。だけど、その後いろいろ艀の運用面を深く知るにつれ、人を乗せて移動させることが相当に難しそうであるのと、しかもそれを夜間に実施するとなると常識的にほぼありえないことがわかってきて、具体化するには至らなかった。市役所や事務局、はしけ組合の方々には本当にお世話になってきたし、次第に事情に精通してくると、なんでもかんでも交渉してみればいいというものでもなくなってくる。そんなわけで、みんなで月を見るという企画は棚上げにしてきたのだが、せっかくだから記録撮影は満月の晩にしようということで。

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リュレンツさんのコンサート

この日は、トリエンナーレ始まって以来の強風と高波。しかも寒波。13号も揺れがひどく、はじめてクローズ。

そんななか行われた、スペインの作曲家、リュレンツ・バルベーさんの水上コンサート。あまりの高波に、本来予定されていた陣形とはかけ離れたものになったそうだが、それもまたダイナミックでよかった。強風により、風向きによっていろいろ音の聞こえ方も変わる。写真では伝わりにくいが、揺れのひどい小型船の上での演奏は、振り落とされないようにするのだけで大変そうだ。観客も、だんだん「がんばれー」と応援する雰囲気に。「もうちょっとだぞー」とか。それは極寒と強風のなか最後まで見守ろうとする観客に向けての応援にも聞こえた。

「最後のコンポーザーは、風だった」、リュレンツさんの一言を、あとから墨屋さんに教えてもらう。
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会期より1日早く終了かと諦めていた13号も、午後には次第に風がおさまり、公開を再開。
予定どおり、18時まで公開して、終了。

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最後は、メンバーで集合写真を撮影。

Live on Board:最終イベント

13号での最後のイベントは、MIZZのライブ。
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横トリのトリはトリ。

樅山さんの展示「パラディセア・アポダ」、スタート。
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30数羽の陶器のトリが、飛んでいます。ビニールハウスが、鳥かごに。