THE OTHER SIDE OF TOKYO 東京漂流 「勝又邦彦×BPA写真ワークショップ」


2011年12月18日に日本橋Satoshi Koyama Gallery 主催による船を使った写真ワークショップが開催された。都市の風景や夜の水辺などもテーマに撮影されている写真家 勝又邦彦氏を講師に、多摩美術大学教授の港千尋先生をゲストに迎え、BPAにて都市の水辺をナビゲートするという新しい試みである。年末の忙しく寒い時期にもかかわらず、25名ほどの参加があり盛況であった。天気も快晴かつ無風であったため、水面は鏡のようにフラットであり冬の澄んだ空気と夕刻の美しい光の中、水面から見る東京を堪能出来最高のコンディションでした。

まずはギャラリーに集合し、主催の小山氏より企画趣旨の説明、BPAにて東京の水辺やコースについての説明。勝又氏から船上での写真テクニックについて
のオリエンテーションを行った。その後日本橋桟橋に移動しいよいよ出航。
コースはギャラリーから徒歩5分の4月より開設された日本橋の商用桟橋から乗船し日本橋川、神田川を経由、隅田川から勝どきの朝潮運河を抜け、日の出桟橋をかすめ、芝浦運河に入った。最後に芝浦埠頭のLOOPの中の艀溜まりを堪能し、天王洲を経由し北品川に着艇した。ちょうど日没を迎え、刻々と光が変わる湾岸風景を撮影出来たのではないだろうか?都市河川のようなヒューマンスケールな空間から湾岸のダイナミックな風景まで盛りだくさんのコースレアウトとしたつもりだ。

その後日を改め2012年1月22日に参加者によるプレゼンが行われ、勝又氏、港先生に講評いただいた。途中勝又氏のフィルムによるパノラマ写真を紹介したり、BPAによる都市河川の紹介やBPA常連で動画を撮影いただいている@mechapanda氏による動画レクチャーをなども交えながら開催した。
当初同じ船からだとどれも似たような視点になってしまうのではとの懸念があったが、みなさん独自の視点で風景を捉えていて思いの外バリエーションに富んだプレゼンを見ることが出来ました。都市の裏側である人気のない水辺に生活の痕跡を探す人、水面の光の反射を拾う人、ダイナミックなアーバンスケープに萌える人、自分の過去の体験を風景に重ねる者・・・
印象的だったのは川を三途の川に見立て、現世をカラー、あの世をモノクロで表現したプレゼン。川を航行する船はあの世への旅立ちであり、橋から船に手を降る人が多いのはそのためかもと。同じレイヤーに属する場合見ず知らずの人達に手を振ったりしないものね?船はあの世への違うレイヤーであると解釈すると納得しやすい。いつか夏の世に皆で白装束で乗船してみるか。帰ってこれなさそうだが(笑)

今回日本橋のギャラリーという立地特性を活かし、日本橋発のクルーズという水上でのアクティビティーと陸上でのアートというアクティビティを繋ぐ試みであった。次回コースを変えまた開催できたらと思う。
尚、2月25日よりSatoshi Koyama Galleryにて港千尋先生と勝又邦彦さんのキュレーションによる写真家や美術家による風景展が企画されるようだ。これは楽しみだ。詳しくはこちら →連続展「風景考」

◆参考:参加者による当日のBLOG
    参加者BLOG2



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